会計について考える。

会計事務所Backboneを独立開業しました。

独立前は会計事務所で従業員として働いていましたが、「会計」とは何なのかということについてそれほど考えることはありませんでした。独立して自分の生業としてこの仕事をやっていくにあたって、やはりこれについて考えていくことが必要だと思います。

私たち会計士や税理士が主に「会計」という言葉を使う場合は、ほとんどが会社の会計のことを言っているといっても良いと思います。しかし、一般的にはお店で商品を買ったり、食事をしたりしたときの代金の決済のことを「お会計」と使うことが多いのではないでしょうか。また国の予算も一般会計や特別会計といいます。いずれにしても、当たり前かと思われるかもしれませんが、「会計」はお金の動きが対象になります。そのため、その測定尺度は貨幣になります。

貨幣で表せないものは会計の対象になりません。そのモノが熱いか冷たいか、おなかがへっているか、満腹かといったことは貨幣では表せません。ですので、会計の対象ではありません。しかし、お金は色々なものにその姿を変えますので、会計は色々なモノを貨幣単位で表すことができます。お金で買えるもの、あるいはお金に変えることができるもの(株式や不動産など)は会計で表現することが可能となります。また借金もお金ですので、対象になります。

こう考えると私たちの生活もかなりこの「会計」で表現できるのではないでしょうか。会計士や税理士が「会計」と言った場合の「会計」は、どうしても会社の会計のイメージが強く、ほとんどの人が自分には関係のないことだと思われると思います。それは私たちのサービスが基本的に会社に対して提供されるからです。しかし、会計が色々なものを表現できるのであれば、全ての人に関係があることになりますので、そこには私たちが提供できる価値があるのではないかと考えます。

今までと同じ考え方、やり方が通じない時代になってきました。自分たちが提供する価値の本質が問われてきていると感じます。会計士として税理士として本質的に提供する(していた)価値とは何だったのか。よく考えたいと思います。

次回以降、会計の役割について考えていきたいと思います。